もちろん地元のわるガキ共のホームグランドです。でも、このあたりは上野の山の上とはチョッと違ていました。自然との触れ合いは勿論ですが。わるガキ共はここで「ウサンクくさい」大人たち(露天商)にであって、何度も訳わからないものを買わされて、たくましく成長していくのです。

特に、弁天堂の前にいた「へび屋のオヤジ」には何度も「ヤラレました」。その薬(?)を塗れば包丁で切ったばかりの腕の血がピタリととまり、傷もきえる。道場にいったこともない子供が簡単に瓦が割れるようになる!
よく考えればそんな訳ないのに、何度もなけなしの小遣いをはらい、買わされました。でも、そうやって、少しずつ「世の中の厳しさ」を学んでいきました。
「へび屋のオヤジ」「計算術のオヤジ」「青酸カリがあっというまに消える(?)薬のオヤジ」「万年筆工場が火事で退職金代わりの万年筆を売っているオヤジ」「何でも透けて見える道具のオヤジ」「革靴の穴を即座に直せるワックスのオヤジ」「十徳ナイフのオヤジ」とにかく、胡散臭い物をうっているオヤジが沢山いました。
その、おかげで私も「胡散臭いオヤジ」になってしまいました。
アメリカン・エキスプレス
チョッと「カッコつけたい時」に、アメックスのゴールデンカードはいいかも。まあ、50歳過ぎたら若い者とチョッとだけ差をつけるにはいいですよ。